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【Onlabの活動まとめ 2023年】オープンイノベーションプログラム始動。卒業生がM&Aや大型資金調達で躍進。

【Onlabの活動まとめ 2023年】オープンイノベーションプログラム始動。卒業生がM&Aや資金調達で躍進。

Open Network Lab(以下「Onlab」)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタート。これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。Onlabの2023年の活動をダイジェストで振り返ります。

Onlab 今年の活動

1. シードアクセラレータープログラム

Onlab 第26期 Demo Dayを開催

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2023年4月20日に、Onlab Seed Accelerator Program 第26期 Demo Dayを開催。最優秀賞・オーディエンス賞をダブル受賞したのは、交通領域の脱炭素化を進める都市データプラットフォーム「Spatial Pleasure(スペィシャル プレジャー)」を運営する株式会社Spatial Pleasureです。

Onlab 第27期 Demo Dayを開催

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2023年10月20日に、Onlab Seed Accelerator Program 第27期 Demo Dayを開催。最優秀賞とオーディエンス賞をダブル受賞したのは、木材事業者と設計者のBtoBマッチングプラットフォーム「eTREE(イーツリー)」を運営する株式会社森未来(シンミライ)でした。

(森未来への受賞インタビューは近日公開予定)

2. オープンイノベーション

Onlab Open Innovation 第1期 始動

これまでResi-TechやBioHealthなど、分野特化で運営してきたオープンイノベーションプログラムを1つにまとめ、2023年から「Open Network Lab Open Innovation」を始動させました。スタートアップが大企業や行政と協業し、新たな価値を生み出し社会実装することを推進します。

Onlab Open Innovationは2023年2月に募集を開始し、2023年12月に成果共有会を開催しました。なお、レポートは後日公開予定です。

東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」に採択

デジタルガレージは東京都のスマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」の「スマートサービス実装促進事業者」に採択されました。「Be Smart Tokyo」とは、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民が質の高い生活を送ることができる「スマート東京」の実現を目指すプロジェクトです。デジタルガレージはOnlabで培ったノウハウを活かし、独創性・機動力にあふれるスタートアップとスマートシティ基盤提供者などのマッチングから、協業仮説の構築やPoCの検証などを通じて中長期的なスマートサービスの実装を支援し、持続的なエコシステム確立に寄与していきます。

3. エリア拠点・グローバル

Onlab FUKUOKA 第3期 成果報告

Open Network Lab FUKUOKA」第3期の参加企業などの詳細はプログラム報告ページをご覧ください。福岡に拠点を置くスタートアップに加え、北米、ヨーロッパ、アジアなどの国内外合わせて64社のスタートアップから応募があり、国内9社、海外1社の合計10社が採択されました。

Onlab HOKKAIDO 第6期 Demo Dayを開催

「北海道から世界に羽ばたくスタートアップの発掘・育成」をミッションに掲げ、2018年にスタートした「Open Network Lab HOKKAIDO」。2023年11月には第6期のDemo Dayを開催。最優秀賞とオーディエンス賞をダブル受賞したのは、ウキクサ(浮草)生産のためのバイオ技術を保有するFloatmeal株式会社(フロートミール)でした。

「STARTUP HOKKAIDO」が誕生、北海道のエコシステム実現を図る。副委員長にOnlab佐々木が就任

北海道、札幌市、北海道経済産業局は、全道規模でグローバルで活躍するスタートアップを産み育てるエコシステムの実現に向け「STARTUP HOKKAIDO実行委員会」を2023年7月に設立しました。本実行委員会には多数の民間メンバーが起用されており、Onlabエバンジェリストであり「Onlab HOKKAIDO」を運営する株式会社D2 Garage(以下「D2G」)代表の佐々木智也が副委員長に就任しています。

「GenLab」Generative AIスタートアップを支援するSTARTUP STUDIO始動

2023年6月、デジタルガレージは、サンフランシスコのインキュベーションセンター「DG717」を拠点に、Generative AI(生成AI)や周辺技術で新たな価値を生み出すスタートアップを多角的に支援するSTARTUP STUDIO「GenLab(ジェンラボ)」を始動しました。スタートアップやベンチャーキャピタリストがひしめき合うサンフランシスコで日米・グローバルのIT業界先駆者をアドバイザーに迎え、スタートアップを支援していきます。

そのGenLabは2023年9月に「Generative AI Hackathon」を開催。Generative AIを使った、これまでにないイノベーティブなソフトウェアやサービスの開発を目標に、エンジニアやデザイナーなど、約100名が参加しました。

Generative AI関連では、2023年6月にデジタルガレージが開催した、「社会の発展に貢献する新しいコンテクストを考える」をコンセプトにしたカンファレンス「THE NEW CONTEXT CONFERENCE TOKYO 2023 Summer」内で、「Gen AI スタートアップとビジネスの可能性」と題し、Generative AIスタートアップのピッチやパネルディスカッションを実施しました。

Onlabコミュニティ

Onlabコミュニティとは?

Onlabに採択されたスタートアップの起業家コミュニティであり、事業や経営に関するTIPsや勉強会を積極的に開催しています。参加しているのは、同じ時期に一緒に汗をかく同期、Exitを経験した先輩卒業生に加え、プログラム卒業後も継続的に相談できる専任メンターなど。オンラインではSlackコミュニティを、オフラインでは懇親会などの経営者同士が気軽にやりとりができる環境を提供しています。

1. プログラム卒業後の支援・連携

Onlabはプログラム卒業後も継続的な支援を行います。2023年にはデジタルガレージと卒業生企業との連携や協業も生まれました。公開可能な案件をいくつか紹介します。

ドライバーの安全と健康を見守る「Nobi for Driver」北海道での事業拡大を、株式会社D2 Garageが支援

Onlab第24期の株式会社enstem(エンステム)は、心拍データで危険な兆候を検知する、ドライバー支援ツール「Nobi for Driver」を提供しています。D2Gが支援した北海道での事業拡大や、道内の事業者との連携の経緯をインタビューしました。

特定技能人材と雇用主を繋ぐ「tokuty(トクティー)」北海道進出を経て全国の人材不足を解決

Onlab第23期のトクティー株式会社は、外国人特定技能人材と日本の雇用主を繋ぐマッチングプラットフォーム「tokuty(トクティー)」を提供しています。D2Gの支援内容や北海道銀行との事業提携までの経緯、背景についてインタビューしました。

デジタルガレージとGACCI、建設業界向けにB2B決済サービス「DGFT請求書カード払い」を提供開始

Onlab第25期の建設テックサービスを提供する株式会社GACCI(ガッチ)は、デジタルガレージと提携し、建設業界向けに決済サービス「DGFT請求書カード払い」の提供を開始しました。これは、銀行振込の請求書をクレジットカードでの支払いに切り替えることで、バックオフィスが抱える業務の生産性を向上させ、実質的な支払い期日を繰延できるB2B向け決済サービスです。

「D2C STATION」とデジタルガレージのマーケティングソリューションが融合して誕生した新たなビジネスモデル

モノック株式会社は、Onlab第6期として写真編集サービス「papelook(パペルック)」を立ち上げ、現在は事業ピボットをして発展させたコスメブランド立ち上げ支援事業「D2C STATION」を提供しています。D2C事業を加速させるためにデジタルガレージのマーケティング事業部門との取り組みについてインタビューしました。

国内最大のドローン保有数を誇る「レッドクリフ」、ドローンショーを活用したプロモーションの舞台裏

Onlab第25期の株式会社レッドクリフは2023年6月、東京タワーのライトアップとシンクロした特別なドローンショーを実施しました。プロジェクトの背景にあった、デジタルガレージのマーケティング事業部門とのコラボレーションの舞台裏をインタビューしました。

2. M&A・資金調達

Onlabが採択したスタートアップ企業の調達ニュースをご紹介します。2023年には、複数の卒業生が、M&Aや数億円規模の大型資金調達を達成しました。

[M&A] 株式会社LAMILA – Onlab 第23期採択 – 動画で働きかたを変えるマニュアルプラットフォーム「VideoStep」

[資金調達] イチロウ株式会社 – Onlab 第16期採択 – オーダーメイド介護サービス「イチロウ」

[資金調達] 株式会社AGE technologies – Onlab 第18期採択 – 相続登記手続き効率化「そうぞくドットコム」

[資金調達] 株式会社ATOMica – Onlab Fukuoka 第3期採択 – コワーキング運営システム「knotPLACE」

[資金調達] FairyDevices株式会社 – Onlab Resi-Tech 第3期採択 – 現場DXサービス「Connected Worker Solution」

[資金調達] 株式会社Spectee – Onlab 第11期採択 – AI危機管理ソリューション「Spectee Pro」

[資金調達] 株式会社Luup – Onlab Fukuoka 第1期採択 – 電動マイクロモビリティ「Luup」

3. イベント開催

2023年はOnlab内外でイベントを開催しました。公開可能なものをいくつか紹介します。

アメリカで起業したOnlab卒業生のFond福山太郎氏(Onlab第3期)とTippsy伊藤元気氏(Onlab第20期)をお招きして、4月にオンラインイベントを開催しました。

イベントのレポート記事を見る|Onlab Journal

スタートアップとVCがどのようにESGに取り組むべきかについて、グローバルなベンチャーキャピタルから学ぶ機会として、北欧、ヨーロッパでESG・インパクトを意識したファンドを運営しているbyFoundersと、Onlab ESGがイベントを開催しました。

イベントのレポート記事を見る|Onlab Journal

Onlabコミュニティ向け勉強会「Onlab Campus」では、時節やニーズに応じた勉強会を実施しています。特にニーズの高い「エンジニアの採用」をテーマに外国人材採用のプロフェッショナルであるフォースバレー・コンシェルジュ株式会社取締役の橋本和宏氏をお招きし、「外国籍ITエンジニア採用」のメリット、報酬感、気をつけるべき点を聞きました。

[Onlab Campus]「スタートアップにも外国籍ITエンジニアを。「チームの技術力が上がる」採用術とは?」記事を見る

スタートアップ業界で働きたい方向けの採用イベントとして、Onlab15期でフリーランス・副業マッチングサービス 「Anycrew」を運営するエニィクルー株式会社とは、6月に「ESGスタートアップ」、12月に「アーリーステージ」をテーマに「スタートアップジョブフェア」を開催しました。

その他にも、Onlab採択企業コミュニティ内だけの非公開イベントや、フットサル大会、コミュニティ納涼会、Alumniシャッフルランチなども開催。多くのOnlab卒業スタートアップや支援パートナー様に参加いただきました。

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2023年はOnlab Open Innovationの始動やエコシステムビルダーとの連携、Onlab卒業生同士の協業など、これまでの継続的な投資支援やコミュニティ活動から新たな共創が数多くありました。また、M&Aや大規模な資金調達を行うスタートアップが現れるなど、卒業生の活躍や事業の成長が垣間見える、嬉しい1年となっています。

また、2020年に発売した書籍『Pitch ピッチ 世界を変える提案のメソッド』が脈々と皆さんの手に取られているようです。スタートアップを14年間支援してきたOnlabピッチメソッドをまとめたものです。ご興味のある方はぜひご覧ください。

Onlabは引き続き、アクセラレータープログラムや投資や事業支援を軸に、スタートアップエコシステムに貢献していきます。2023年も大変お世話になりました。2024年もどうぞよろしくお願いします!

Open Network Lab

最新のイベント情報や記事、Onlabの各プログラム募集のお知らせ等をメールにてお送りいたします。